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丹生明里が念願の声優に初挑戦「こういった感情をまた味わいたいって思いました」

全世界で2,800万ダウンロードを突破する人気音楽ゲームが原作の映画、劇場版『DEEMO サクラノオト -あなたの奏でた音が、今も響く-』。2月25日(金)より全国で劇場公開されることが決定している同作にて、物語の鍵を握る仮面の少女役で長編映画の声優に初挑戦した、アイドルグループ・日向坂46の丹生明里にインタビューを実施。作品にかける思いなどを聞いた。

(C)Rayark Inc./「DEEMO THE MOVIE」製作委員会

――物語の鍵を握る重要キャラクターを演じるため、どのような準備をされましたか?

「とにかく、ずっとセリフを練習しました。仮面を常にかぶっている少女なので、表情もわからないんです。アフレコまでの間は、自分の中でいろいろ想像しながら練習していたのですが、実際、アフレコ現場では『もう少し低い声で行こう』と監督さんがアドバイスしてくださって、今の演技ができあがりました。いろいろ大変でしたが、個人的には『アフレコが大好きだな』って思いました。いただいたアドバイスに精一杯応えたい、という気持ちが大きくて。やっぱり、劇場版アニメーションの中で、声はキャラクターの感情を皆さんに伝える要素として、とっても重要だと思うので、完成した作品を観て『もっと伝えられるようになりたい!』って思いました」

――ドラマへの出演など、活動の幅を広げていらっしゃいますが、声のお仕事はいかがでしたか?

「録音ブースに入ってマイク前で演技をしたり、アフレコ用の映像に合わせて、決められた時間の中でセリフを入れたりと、なにもかもが初めてで、すごく新鮮でした。セリフ以外にも、走っている時の息づかいなども収録させていただいて、自分で想像しながら演技するのも楽しかったです。今回、声のお仕事に挑戦したことで『声優さんってすごいんだな』と改めて実感しました」

――夢だった「声優というお仕事」が、本作で現実となり、さらにこの先の目標になったかと思いますが、ご自身の心境の変化はいかがでしたか?

「声優さんへの道は、相当な努力を重ねなければいけないことは分かっていたんですけれど、やっぱり改めて『もっといっぱい練習して、もっとうまくなりたい!』という気持ちが芽生えて。元から声優さんのお仕事をしたいとずっと思っていたので、夢が叶って嬉しかったです。でも、これからは、もっともっと極めていきたいというか、声優としての丹生明里としても、もっと成長したいって、この作品を通して本気で思いました」

――本作の感想を聞いてみたい日向坂46のメンバーは誰ですか?

「宮田愛萌というメンバーは声優さんが大好きで、たくさんのアニメを観てきていて、すごく文才があるんです。小説も書くのも上手ですし、表現力も語彙力も相当あるので、ストレートな感想を長文で送ってきてくれそうな気がします(笑)」

――2022年の目標として「ピアノを弾けるようになる」「ゲーム実況する」「声優さんのお仕事をする」「和食の魚料理をたくさん作りたい」を掲げていましたが、本作を通して刺激を受けたことはありますか?

「やっぱり『ピアノを弾きたい』という気持ちは、かなり高まりました!ピアノって、達成感がすごくて、最初は指が全然動かなくても、急に弾けるようになるんです。その瞬間がすっごく楽しくて気持ちよくて。やっぱり『音楽って最高だな』って思うんですけど、『DEEMO』の曲って難しいものが多いんです。でも、一曲でいいので弾けるようになりたいです。ゲーム実況も、今度、『DEEMO』のプレイを配信するというのもいいかもしれませんね!」

――「DEEMO」という作品との出会いを振り返ってのお気持ちをお聞かせください。

「絶対、一生忘れることはないです。初めて、声優さんとしてのお仕事をさせていただいて、映画館で自分の名前がエンドロールで流れるというのは、もう感動でしかなくて。そもそも映画が始まる瞬間から、もう嬉しすぎて…。これからも、こういった感情をまた味わいたいって思いました」

――最後に、お部屋のこだわりを教えてください。

「ゲームが大好きなので、ゲーミングチェアとゲーム用PC&モニタという趣味のエリアを作っています。そこが一番ハッピーな空間です。インテリアはベージュがメインカラーなのですが、大好きなカエルの人形を棚に10体以上飾っているので、カエルの緑が差し色になっていると思います(笑)」

取材・文=中村実香 撮影=永田正雄

インフォメーション

劇場版『DEEMO サクラノオト -あなたの奏でた音が、今も響く-』

2022年2月25日(金)より全国ロードショー

人気音楽リズムゲーム「DEEMO」を原作に映画化。ある日、空からアリスがピアノを弾く“Deemo”のもとに落ちてくる。記憶を失っていた彼女は、ピアノの音色で成長する木が天窓まで届けば元の世界に帰ることができるのではと考えるが……。

丹生明里

にぶあかり●2001年2月15日生まれ、埼玉県出身。日向坂46のメンバー。2017年にけやき坂46メンバーオーディションに合格。2021年4月のドラマ「声春っ!」で主人公を演じ、主題歌「声の足跡」では佐々木美玲とともにセンターを務めた。ニックネームは「にぶちゃん」。

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