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ドラマ初主演の堀田茜が素顔を告白「明るく見られがちですが陰の部分もあって(笑)」

東京カレンダーWEBの連載小説を漫画家・ふるかわしおりがコミカライズして話題となったラブストーリー「恋と友情のあいだで」が、堀田茜と泉澤祐希のW主演でドラマ化される。大学時代にゴルフサークルで出会った、華やかな港区女子のヒロイン・里奈(堀田)と、サークルの人気者・廉(泉澤)。2人の“友達以上恋人未満”の関係を、男女それぞれの視点で交互に描いていく。モデルやバラエティ番組での明るいキャラクターが印象的な堀田は、本作がドラマ初主演。30歳を前に、役者としても人間としても成長したいとの思いを語ってくれた。

(C)ふるかわしおり・安本由佳・山本理沙/集英社 フジテレビジョン「恋と友情のあいだで」

――原作は堀田さん世代を中心に話題になっていますが、堀田さんは物語にどんな印象を持たれましたか?

「港区女子と呼ばれる女の子が、大学時代から気になりつつも、ずっとすれ違っていた男の子と交錯していく姿を描いた作品です。それぞれの登場人物の心の揺れ動きがとてもリアルに描かれているんです。そして、恋愛ドラマというと一方からの視点で描かれることが多いと思うのですが、この作品では双方の目線から各々のストーリーが描かれているので、すごく膨らみもありますし、そこが面白いなと思いました。より一層、2人の恋愛について深く描かれているので、感情移入して見ていただける作品になるのではないかと思っています。」

――ヒロインと同世代として、リアルに感じる部分はありましたか?

「あります。大学に通っていた時は、周りに里奈みたいな女の子もいたな…と。やはり10代後半から20代前半にかけては色々と難しい時期というか…。勉学に励むために上京してきた子も、寂しさを紛らわすために、本当の友情や恋愛じゃない方向で、人との関わりを持つ子も出てきてしまうと思うので、そのあたりがすごくリアルに描かれているなと思いましたね。ひとことで港区女子と言ってしまうと、どうしても華やかなイメージだけになりがちですが、そうなってしまった心情はどこか私も分かる気がします。でも、そういう経験をすることで、社会人になってから役立ったり、人とのつながりや、社会性を学べたりもするのかなと。やはりみんな、高校を卒業してから、自立していくまでの期間って、頑張って生きていると思うんですよね。それをより理解していただけるんじゃないかなと思いました」

――そんな里奈を、どう演じようと?

「私は周りから明るく見られがちなのですが、もちろん陰の部分もあって(笑)。そういう陰と陽の部分を今回うまく表現できたらなと思います。港区女子と呼ばれる女の子たちも、恋愛や将来にも一喜一憂しながら、『幸せになる』という漠然とした夢のために頑張っていると思うので、そんな姿をひたむきに演じられたらなと思います。学生時代から10年間を描くストーリーなので、里奈の時間の流れと同時に、自分もこの作品を通して、役者としても人間としても成長したいなとすごく思っています」

――人間としての成長とは、例えばどういうことでしょうか。

「人見知りでコミュニケーションが結構苦手だったりしまして(笑)、どうしてもうまくいかない時にすごく落ち込んだり、悩んだりしがちなので、対人関係も、もうちょっと楽観的になっていけたらなと思っています。そういうところも含めて、もっと自分のことを好きになれたらいいなと思います」

――ことし30歳の節目を迎えられますが、そこへの意識もあるのでしょうか。

「それもすごくありますね。やはり節目ということもあり、年齢は意識したくなくても意識してしまっていますね…。29歳になって、『ああもう大人なんだ』と感じることが多いので、いつまでも留まっていられないなといいますか…。自分に満足しないタイプの人間なので、どんどん好奇心旺盛に、貪欲にやっていけたらなと思う今日この頃です」

――里奈と廉はお互い気になりながらも、付かず離れずの関係が続きますが、里奈にとって廉はどういう存在だと感じられますか?

「言葉ではなかなか説明できないのですが、フィーリング的な部分で本能的に惹かれるものってすごくあるなと最近思うんです。それは恋愛じゃなくても、仕事でも友情関係でもそうなのですが、相手の温度が自分とフィットするなと思うと、何もしていない時でもその人のことをふと思い出したり。『これプレゼントしたら喜んでくれるかな』とか、ふとした時にその人が浮かんでくるんです。わかりやすく言うと、それを“運命”と言うのだと思うのですが(笑)、そういう人を一人でも見つけられていることって凄いなと思うので、里奈が廉に本能的に惹かれているという感性を大切に演じられたらなと思います」

――最後に、堀田さんの「お部屋へのこだわり」を教えてください。

「絶対に南向きで、暑いぐらいがいいんです。太陽が当たる場所にいないと、それだけで気持ちが変わるといいますか。朝や昼に日差しが入るだけで一気に部屋の空気が変わりますし、体がシャンとするので、南向きはマストですね。あとは物件に入ったときの『ここは好きだ』『ここは嫌いかも』という感覚を研ぎ澄ますようにしています(笑)。頻繁に引っ越しをする方もいると思いますが、私は気に入ったところを見つけたら、気が済むまで住みたいタイプですね。でも気分を変えたい時や、仕事などでステップアップしたい時に引っ越すのはすごくいいと聞いたので、ちょっと引っ越しも検討してみたいなと思っています」

――インテリアへのこだわりも強いですか?

「インテリア大好きで、暇さえあれば色々調べていますね。デザイン性があるけどシンプルなイスやテーブル、照明などをよく見ています。特にドイツのインテリアがすごく好きです。シンプルだけどイスの足の部分がちょっと変わっているなど、無機質だけど無駄のない計算されたデザインなのがすごく好きですね。30歳になるので少しずつ良質な家具も集めたいなと思っているのですが、どうしてもカバンや洋服を買ってしまって(笑)。インテリアに高額なお金はまだ出せていないので、そういうものを買える大人になりたいです(笑)」

――ちなみに、いつか住んでみたい憧れの街はありますか?

「海外ですね。フランスのパリが好きで、いつかアートみたいな街で日常を送ってみたいなと思います。何回か行ってはいるのですが、何度行っても本当に好きな街なんです。建物が古くて、水道が止まるなどのアクシデントはあるかもしれませんが、我慢出来ますね (笑)。憧れの街です!」

撮影=須田卓馬 取材・文=大西淳子 ヘアメイク=川嵜 瞳 スタイリスト=津野真吾(impiger) 編集協力=千葉由知(ribelo visualworks)

インフォメーション

「恋と友情のあいだで」

3月21日より5夜連続放送
<里奈Ver.>
フジテレビTWO ドラマ・アニメ/フジテレビTWOsmart
3月21日(月)~25日(金)23時~23時30分
<廉Ver.>
ひかりTVテレビサービス「ひかりTVチャンネル」/ビデオサービス
3月21日(月)~24日(木)23時30分~24時
※25日(金)のみ24時~24時30分

大学時代の同級生・里奈と廉の“友達以上恋人未満”の関係の変化を、〈里奈Ver.〉〈廉Ver.〉に分けて2人それぞれの視点から描く。容姿端麗な大学生・里奈は東京・港区で開かれる華やかなパーティに毎晩のように顔を出し、男性からチヤホヤされる日々を過ごしていた。しかし、そんな毎日にふと寂しさを感じてしまうことも。そんな時に心の支えになっていたのが、大学の人気者・廉の存在だった。

堀田茜

ほったあかね●1992年10月26日生まれ、東京都出身。モデル活動を始め、「世界の果てまでイッテQ!」(NTV系)などのバラエティ番組やCM、女優としてドラマ・映画にも出演中。毎週土曜日15:00~ J-WAVE「ENEOS FOR OUR EARTH~ONE BY ONE ~」のナビゲーターとしてレギュラー出演中。

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