開幕近づくカタールW杯!異例の冬開催に波乱の気配も?日本代表のキーマンは…
2022年11月20日(日)のサッカー「FIFA ワールドカップ カタール 2022」開幕まで、残すところあと1カ月と少し。日本代表の26人には誰が選ばれるのか、大会直前の国際親善試合ではどんな“完成形”が見られるのか、本番までのカウントダウン期間も楽しみは尽きない。
今大会は動画配信サービス「ABEMA」で全64試合無料生中継され、ネット環境があればどこでも手軽に、お手持ちのスマホやPC、テレビデバイスなどの大画面でも観戦が可能。4年に1度の祭典を万全に楽しむため、今から日本代表や対戦チームの動向などを押さえておこう。
単独でゴールをこじ開ける力を持つ、切り札的存在の三笘薫(みとまかおる) 写真:なかしまだいすけ/アフロ
今後の日本代表の主な予定は次の通り。11月1日(火)にW杯メンバー26人の発表があり、17日(木)にはカナダとの国際親善試合を実施。そして23日(水)にドイツとのW杯初戦を迎え、27日(日)にコスタリカ戦、12月1日(木)にスペイン戦に臨む。
まずは、過去さまざまなドラマを生んできたメンバー発表会見が大きな見どころ。9月に行われたアメリカ、エクアドル戦の内容から、26人のうち半分以上はすでに“当確”しているとみて良さそうだ。その中でも、攻撃の軸である伊東純也や鎌田大地、快速ドリブラーの三笘薫、中盤を制し攻守に躍動した守田英正と遠藤航、守備の要・冨安健洋らは勝利の鍵を握るキーマンとなるだろう。
気になるのはけがや不調で招集できなかった大迫勇也、浅野拓磨、板倉滉の状態だ。本来主力級の彼らが戻れる状態にあるかどうかが、当落の行方を左右する。特に今大会はドイツ、スペインと過密日程で戦うためDF陣の負荷が大きく、ドイツ1部リーグで活躍する板倉は是が非でも連れていきたい人材。もしかすると、DFの枠を増やす可能性もあり、そうすれば恐らくMFの選考に影響が及ぶことになる。
FW陣はそれぞれ長所が異なる横一線の状態にあり、最も意見が分かれるところ。中でも所属するセルティックでゴールを量産しながら、代表戦ではチャンスに恵まれずにいる古橋亨梧をどう判断するかに注目したい。また、GKは権田修一とシュミット・ダニエルが“当確”とみられるが、最後の3人目には川島永嗣の経験値を取るか、谷晃生の将来性を取るかという争点もある。
そしてメンバー発表後は、最終チェックの場となるカナダ戦へ。スターティングメンバーには誰がどう並んでいるのか。森保一監督ら日本代表が示す、一つの“答え”が見られる。
初の中東開催となる本大会は、酷暑を避けるため従来の夏季ではなく冬季に行う異例の日程に。欧州各国はシーズン真っただ中のリーグ戦を中断して臨むことになり、これまでのような大会前の長期合宿を組むことができない。タイトな日程は当然選手への負担が大きく、コンディション調整やチームの仕上げを難しくしている。 期間は29日間と過去大会と比較して少し短く、中3日で進行するグループリーグなど、過密日程で行う。一方で、新型コロナウイルスの懸念もあることから、登録メンバーは通常の23人から26人に、試合中の交代枠は3人から5人に拡大された。どんな強豪国も未知の条件下で戦うとあり、波乱の予感も漂うカタール大会。日本代表への追い風はあるか…?
写真:アフロ
ドイツ、コスタリカ、スペインと同じグループEに入っている日本代表。優勝候補の一角であるドイツ、スペインと同じ組というのは、過去最高レベルの難易度といえる。日本が勝ち抜くなら1勝1分1敗で滑り込むという見立てが多数派で、コスタリカには何が何でも勝利する他ない。 そんな脅威のドイツとスペインだが、日本にとって希望が持てそうな話題も。9月末のUEFAネーションズリーグで、両国とも格下のチームに敗れているのだ。特にドイツは本調子とは程遠い内容だった。疲労やモチベーションの問題があるにせよ、どちらもセットプレーからの失点で敗れた点は興味深い。守備で粘ってセットプレーで一撃、というのは弱者が強者を倒す典型的な戦い方だが、やはりドイツやスペイン相手でもそれは有効ということだろう。 ただ、日本は近年セットプレーでの得点がなく、パターンの少なさなどが指摘されている。攻撃のチャンスが少ないであろうドイツ、スペイン戦に向けてセットプレーを磨いていないわけもなく、手の内を隠していると見る向きもある。果たしてW杯本番での“お披露目”はあるのか、命運が懸かる初戦を楽しみに待とう。
※記事の情報は全て9月30日時点のものです。
文=井上潤哉
放送情報
FIFA ワールドカップ カタール 2022
放送日時:2022年11月20日(日)~12月18日(日) 全64試合無料生中継
配信:ABEMA
「ABEMA」は、全64試合を登録不要で無料でお楽しみいただけるほか、開催期間中には、リアルタイムでは見られなかった試合のフルマッチ映像を好きな時に何度でも無料で見ることができる「見逃しフルマッチ配信」や、毎試合の名場面を試合直後から楽しむことができる「ハイライト映像」も無料で視聴いただけます。
インフォメーション
試合をより楽しむために「ABEMA」の公式サイトをチェック!
日本代表ユニホームを
20名様にプレゼント!
<応募締め切り>
2022年11月7日(月)9時59分
<注意事項>
※応募者の中から厳正な抽選の上、賞品の発送をもって、発表に代えさせていただきます。
※賞品の発送は、応募締め切り日から1か月以降となります。