ライフスタイル

エアコン代の節約にも!寝苦しい夏にぴったりな冷感寝具による快眠方法

目次

例年通り、今年の夏も暑い日が続いているが、そこに追い打ちをかけるように電気代の高騰も重なり、夏の光熱費が心配…という人も少なくないはずだ。

熱中症を避ける意味でも就寝時のエアコンは欠かせないが、高めの温度設定などの工夫で少しでも電気代を節約したいところ。そんなニーズに応えてくれる冷感寝具について、多彩なアイテムを扱う老舗寝具メーカー「西川」の担当者に話を聞いた。

人間のメカニズムを利用した冷感寝具の仕組みとは?

「エアブリーズケット®」は布団内部の湿気を外に逃す

読んで字のごとく、ヒンヤリとした肌触りで快適な眠りをサポートしてくれる冷感寝具だが、そもそもなぜ触るだけで冷たさを感じるのか。

広報担当の森優奈さんは、西川の冷感寝具のひとつ「COOL TOUCH」シリーズについて「肌が生地に触れた際、熱が接触冷感素材の生地に瞬時に移動することにより、冷たさを感じる仕組みです」と言う。熱伝導率が高い物に触れると、体の熱が物に奪われて、冷たさを感じるという体のメカニズムを生かした仕組みになっているのだ。

「冷たさが持続するPCMシート入りのものもあります。温度調整機能を持つ『PCM®』が周辺の温度変化に反応して、固体から液体、液体から固体へと変化することで温度の上昇や下降を抑え、快適な温度にコントロールし、冷たさが持続します」と教えてくれたように、寝ている間も涼しさが保たれる高機能なアイテムもあるそう。

また掛けていても体にまとわりつかない特殊製法で空気を移動させて湿気を逃す「エアブリーズケット®」などは、節約にもってこいなのだ。

スリープマスターが教える快眠に必要な環境づくり

タオルケット類は汗を吸ってくれるため、夏には欠かせない寝具だ

冷感寝具の導入に加え、そもそも寝苦しい夜を快適に過ごすための適切な部屋の環境を知っておけば、過度な冷房の使用も防ぐことができ、お財布にも体にも優しく過ごすことができる。ということで「西川」の広報でスリープマスターでもある森さんが提唱する熱帯夜に快眠するコツを教えてもらった。

<1>室内の温度は28℃以下、湿度は50〜60%

「夏は温度だけでなく、湿度も調節することで、快適な寝室環境が保たれます。帰宅したらまず寝室の窓や扉を開けて換気をし、熱や湿気やこもった空気を外に出すことが大切です」

<2>冷房は一晩中つけたままで心地よい温度をキープ

「寝苦しさによる中途覚醒で眠りが浅くなることを防ぐために、冷房は一晩中付けておくのがおすすめ。ただし、風が体に直接当たらないように風向きを調節してください」

<3>室温が25℃を超えたら、タオルケットにチェンジ

「タオルケットは日本発祥の寝具。タオルの感触がヒントになって寝具用に改良され、現在の形になったのは1960年ごろ。室温が25℃以上になったら、タオルケット1枚で快適に眠れます。寝汗をしっかり吸い、洗濯しやすいのも夏にぴったりです」

冷房をつけたままにすることに抵抗がある人もいるかもしれないが、タイマーが切れたことで寝苦しくなり、再度エアコンをつけることを考えたら、付けっぱなしの方がお得。そこまで暑くない日は、エアコンを扇風機に変えるなど工夫次第で電気代の節約につながるだろう。

暑い日も快適な眠りを生み出すおすすめのアイテム

寝返りを打つたびにヒンヤリ涼しく感じられるパッド類

冷感寝具の仕組みや、環境づくりのコツを知ったところで、最後にこの夏に取り入れたい西川のおすすめの冷感寝具を紹介してもらった。

まず用意したいのが接触冷感素材を使用し、寝返りを打つたびに、ヒンヤリ触感を楽しめる「COOL TOUCH 敷きパッド/ピローパッド」。森さんが「冷えが気になる方でも使いやすい、程よい冷たさです。吸放湿性に優れ、ムレ感を改善。吸放湿性に優れた中綿と、通気性に優れたメッシュ素材で汗をかいてもムレにくく快適です」と言うように、冷たいだけでなく湿度まで下げてくれるそうだ。

表面の生地は抗菌加工で、中綿は抗菌&消臭加工を施しているので清潔に保たれるうえ、リバーシブル仕様の裏はパイル地になっているため夏以外のシーズンでも使用できるのもうれしいポイントだ。

商品情報

COOL TOUCH 敷きパッド

詳しくはこちら

COOL TOUCH ピローパッド

詳しくはこちら

まとわりつかずに寝返りをしやすいエアブリーズケット®は敷パッドとの相性も◎

このパッドに合わせたいのが「エアブリーズケット®(ライトタイプ)」。「今治タオルメーカーとの共同開発による独自の製法でハリ感を実現。まとわりつきを解消し、寝返りもしやすいです」(森さん)。ハリによって湿気が外に逃げやすい構造となっている。

従来品と比較すると、寝床内の温度が-1.3℃、湿度は-7.4%RHにもなるそうで、ベタつかず快適な睡眠を楽しめる。さらにパイル抜けしにくく丈夫なため、家庭用の洗濯機で簡単に洗える優れものだ。

商品情報

エアブリーズケット®(ライトタイプ)

詳しくはこちら

家でも簡単に洗濯機で洗えるガーゼケット

さらに「saraori® ガーゼケット(インナーパイル)」は、ウールを使用したガーゼケット。「中層のパイルに使用しているウールは、優れた吸湿・温度調整機能を持ち、蒸し暑さや温度調整の難しい季節にもおすすめです」(森さん)とコメントにもあるように、サラっと気持ちいい肌触りで湿度を下げてくれる。

こちらも洗濯ネットに入れ、ドライコースなどの弱流水であれば家庭でも簡単に洗えるため、汗をかきやすい夏にうってつけだ。

商品情報

saraori® ガーゼケット(インナーパイル)

詳しくはこちら

「西川」のスタッフからも「敷きパッド、ピローパッド、タオルケットの3点使用することで、エアコンの設定温度が上がった」「家族と体感温度が異なり暑くて寝苦しかったが、眠れるようになった」などの声が上がっているというこれらのアイテム。電気代の悩みや家庭での冷房問題も解消でき、お財布にも体にも優しい快眠ライフを作り出してくれるはずだ。

文=野宮ジュン

インフォメーション

西川

公式サイトはこちら
 
 

共有

最新記事

人気の記事

カテゴリ

TOP