年間250食以上を食す、お茶漬けライター厳選! ギフトにも最適な「ぜいたく茶漬けの世界」
パパッと食べられる手軽さから、忙しい朝やお酒を飲んだ後の締め、小腹が空いた時などに活躍してくれるお茶漬け。5月17日には、インスタント茶漬けのパイオニアである永谷園が制定した“お茶漬けの日”を迎えたばかりだ。
その永谷園がだしにこだわった「だしごこち」を昨年発売したり、街には専門店を見かけたり…「お茶漬け事情も年々変化している」と語るのは、年間250食以上を食すというお茶漬けライターのもちづきもちこさん。
「専門店でもだしの原材料や具材に国産の高級食材が使用され、石焼きやおひつごはんといった提供スタイルからも『最後までおいしく食べられるように』という強いこだわりを感じます」と教えてくれたように“こだわり”がキーワードとなっているようだ。
ここではもちづきさんが厳選した、お取り寄せ可能なワンランク上のお茶漬けのもとをご紹介。「家で食べられるお茶漬けも、他のお取り寄せグルメに見劣りしないように試行錯誤を重ねたこだわりの逸品ぞろいです」と太鼓判を押す、珠玉のラインアップをぜひご賞味あれ!
お茶の名店ならではの豊潤な抹茶の香りを存分に味わえる
まずお茶にこだわった逸品としてもちづきさんが紹介してくれたのが、お茶の名店、祇園辻利の「抹茶お茶漬け ぱっぱ」。手間暇かけて引き出されたお茶のうまみが特徴で、もちづきさんいわく「こだわりの石臼挽き宇治抹茶がふんだんに使用されていて、お湯を注ぐだけで一番摘み茶葉を丁寧にひいた抹茶の香りが漂います」というリッチさだ。
「同封されている具材も、もち米、みぶな、焼き海苔、焼き塩、粉末昆布とすべて国産にこだわった逸品。真緑のインパクトのある見た目とは裏腹に、渋みはなく昆布のうまみと抹茶の芳醇な香りが楽しめます」(もちづきさん)。パスタにオリーブオイルと一緒に絡めて和風パスタとしても食べるのもまたおすすめだという。
商品詳細
祇園辻利「抹茶お茶漬け ぱっぱ 24g(8g×3袋)」
価格:756円(税込)
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海鮮をぜいたくに使用! 青森県のご当地グルメをアレンジした「のっけ丼茶漬」
海の幸がふんだんに使用されており見た目もゴージャスだ
青森県のご当地グルメ・のっけ丼をお茶漬けにアレンジした、はとや製菓の「のっけ丼茶漬」は、フリーズドライの大きな海鮮がだしのもとと一緒に入っており、見た目からも高級感が漂う商品だ。
函館で作られたイカの塩辛と青森産のホタテ、サケ、国産の椎茸がフリーズドライされており、「特にホタテが大ぶりで、お湯をかけると身がプリプリになるのが魅力的。イカの塩辛の歯応えもコリコリで、こだわりを感じます。塩辛の味が結構濃いのではないかと思いきや、わさびの風味がバランスを整えてくれていて食べやすい。ぜいたくな一人ごはんやお夜食におすすめしたいです」ともちづきさんも太鼓判を押す。
商品詳細
はとや製菓「のっけ丼茶漬 1個」
価格:324円(税込)
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山の幸の食感が魅力的なシンプルだが味わい深い一杯だ
林野庁が主催する「森のめぐみプロジェクト」の「大賞」など数々の賞を受賞している姫野一郎商店の「山のだし茶漬け」は、名前の通り、干し椎茸のうまみとたけのこ・ふき・山椒の実といった山の幸を絶妙なバランスで組み合わせた商品。
「出汁パックが別添えで入っており、鰹節、椎茸、うるめ削節、昆布、焼きあごの合わせだしを400mlのお湯に煮出します」という一手間を楽しむ本格派で「具材の椎茸やたけのこ、ふきのシャキシャキ食感がおいしいだけでなく、甘塩っぱく炊かれているので、うまみたっぷりのだしとよく合うのが魅力です」(もちづきさん)。錦糸卵や蒸し鶏を加えてもおいしくいただけるそうだ。
商品詳細
姫野一郎商店「山のだし茶漬け」
価格:713円(税込)
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もなかを割ると中からは老舗の佃煮が顔を出す
石川県・金沢の老舗、佃の佃煮による「器茶漬け」は、もなかの中に具材が入っており、「コロンとかわいらしいもなかを手で割って、ごはんの上にのせてお湯やお茶を注ぐだけ。ふやけたもなかは甘みを感じるだけでなく、トロトロふわふわで食感も楽しいです」(もちづきさん)
「山椒ちりめん」、「かつお昆布」、「ほたて昆布」、「梅昆布」といった多彩なラインアップは「どの味も中の佃煮が絶品で、ごはんが進みます」と語るもちづきさん。中でもイチ押しは「じゃこも椎茸もかみしめるたびに甘みが存分に伝わってきます」とコメントする「じゃこ椎茸」。
商品詳細
佃の佃煮「器茶漬け・4品箱入」
価格:1,231円(税込)
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「お茶漬けの良いところは、手軽さだと思います。ぜいたくなお茶漬けはその利点を残しつつ、本格的な味わいを楽しめるのが一番の魅力。『日常』を強く感じる普段のお茶漬けとは違う『非日常』を感じられるのも、素晴らしいと思います」と語るもちづきさんがセレクトしてくれた今回の商品。
「具材やだし、素材のすべてにこだわった特別感を、お湯を注ぐだけで味わえるので、マンネリ化しがちな贈り物にもピッタリです」というように、自分へのご褒美としてももちろん、大切な人へのギフトとしても手にとってみてはいかがだろうか。
※店舗や時期によって在庫状況は異なります。また価格変更や販売終了などになることがありますのでご了承ください。
文=野宮ジュン
インフォメーション
もちづきもちこ
文筆家・エッセイスト。小学生時代に朝寝坊をした際にお茶漬けを食べ「こんなに手軽でおいしいものがあるのか」と衝撃を受け、お茶漬けにハマる。お茶漬けライターとして累計1,000食、インスタントは230種以上を食べたお茶漬け狂。エッセイ本を出す「玉露花月」も主宰する。