レジャーや普段使いにも! 機能性抜群の最新寝袋(シュラフ)おすすめ5選
夏の厳しい暑さもようやく落ち着きを見せ始め、アウトドアに出たくなる秋。バーベキューやキャンプなど、アウトドアレジャーを楽しみたいと思っている人も多いのでは。
テントやテーブル、チェアなど数あるキャンプアイテムの中でも、一つは持っていたい「寝袋」(シュラフ)。朝晩が冷え込む秋キャンプでは、寝具だけでなくブランケットとしても使えるほか、キャンプ以外にも自宅で来客用の布団として、いざという時の防災グッズとして、一つあると大変重宝します。寝袋の選び方のこつと合わせて、編集部おすすめの5品を紹介!
寝袋(シュラフ)は大きく分けて2種類。それぞれのタイプを知ろう!
寝袋には大きく分けて2種類あります。一つは封筒のような形をした長方形の「封筒型」、もう一つは、頭から爪先までを覆うミイラ(=マミー)のような見た目の「マミー型」です。形状が違うだけでなく、それぞれ特徴も違うので、しっかり覚えて上手に選んでみましょう。
布団のように寝られる「封筒型」
上から下まで幅が同じ封筒のような長方形が特徴の寝袋です。足元のファスナーを開いて温度調節ができたり、ファスナーを全て開いて1枚の敷物や掛け布団のように使ったりできるのも大きな特徴です。メリットは、布団のようにゆったりと寝られること。初めて寝袋を使う人でも、違和感が少なく寝られます。デメリットは、肩口が広く冷気が侵入しやすいこと。そして収納サイズが大きめになってしまうことです。 コールマン/コージーⅡ/C5(オレンジ)
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保温性が高い「マミー型」
頭を覆うフードが付いていて、体にフィットする形状がミイラ(=マミー)に似ていることから「マミー型」と呼ばれています。体に沿うような形状をしているので寝袋内に無駄な空間が少なく、保温性が高いのが特徴です。コンパクトに収納できるモデルが多く、かさばらないのもメリットです。その反面、体にフィットすることに違和感を覚えることもあり、慣れていないと寝にくいという人もいるようです。 モンベル/シームレス アルパイン バロウバッグ #3
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キャンプで使うのか、来客用に持っていたいのか、防災グッズとして備えておきたいのかなど、自分がどのように使うかを考えて、寝袋を選んでみましょう。
「封筒型」か? それとも「マミー型」か?
前述した特徴を踏まえて、来客など、寝袋に慣れていない人が使うなら「封筒型」、防災用としてコンパクトに保管しておきたいなら「マミー型」など、自分に合った用途を考えて選んでみましょう。
快適に寝られる「快適温度」を確認しよう
比較的寒い季節でも使いたいという人なら、確認しておきたいのが製品に表記されている「快適温度」。表記されている気温までなら快適に寝ることができるという目安の温度です。メーカーによって「適正温度」や「最低使用温度」と表記の違いや、表記のない製品もあります。特に秋冬のキャンプに使いたい人は、出かける場所の最低気温を確認して、快眠できるモデルを選ぶようにしましょう。
普段使いなら「汎用性」もチェック
キャンプ時、あるいは来客時だけに使うのではもったいない。普段から愛用しておきたいという人は、汎用性もチェック。例えば、収納時はクッションになるモデルなら自宅のソファにもぴったり。車中に常備しておけば普段から使え、いざという時には寝袋としても使えます。
今回紹介する5つの製品は、寝袋を使ったことがなくても違和感なく使用できる「封筒型」を中心にセレクト。それぞれに違った特徴を備えているので、自分のスタイルに合った製品を見つけてみましょう!
1. 収納時はクッションに!頭からすっぽりかぶれる寝袋
形状が封筒型でありながらマミー型のようなフードを装備し、頭や肩口からの冷えを防ぐ枕付きのモデル。足元が開くので温度調節がしやすく、立てば長いケープのようになるので、着替えや授乳も行えます。収納時はクッションとして使用可能。
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プロイデア/SONAENOクッション型多機能寝袋(オリーブグリーン)
価格:12,800円(税込)
使用サイズ:約160×200cm(展開時)/収納サイズ:約45×45cm(カバーサイズ)/重量:約1280g/快適温度:非公表
2. 3つの寝袋を組み合わせて温度調整&広々としたゆとりが魅力!
快適温度が違う「アウトレイヤー」「ミッドレイヤー」「フリース」3つの寝袋の組み合わせを変えることによって、快適に使用できる温度を調整できるモデル。それぞれを単体で使用することもできます。洗濯機での丸洗いが可能。
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コールマン/マルチレイヤースリーピングバッグ
15,950円(税込)
使用サイズ:約90×200cm/収納サイズ:約52×29×38cm/重量:約4.9kg/快適温度:アウトレイヤー+ミッドレイヤー+フリース=-5℃、アウトレイヤー+フリース=5℃、ミッドレイヤー+フリース=12℃
3. マミー型と封筒型のいいとこどり。収納もコンパクト
フードが付いたマミー型のフィット感と、長方形でゆったりとした封筒型の開放感を組み合わせたモデル。L字型のファスナーを採用しているので、全て開ければ布団のように使うこともできます。夏の高地や冬の低山にも対応。
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モンベル/O.D.スリーピングバッグ#3
15,950円(税込)
使用サイズ:183cmまで(適応身長)/収納サイズ:約36×18×18cm/重量:約1156g/快適温度:5℃~
4. 親子の添い寝にも! 2人でゆったり寝られるダブルサイズ
シートをフルフラットにしたミニバンにピッタリのダブルサイズモデル。2人で入れる大きさなので、親子での添い寝も可能です。また上下を切り離せば、1人用寝袋を二つにもできます。収納すればクッションとしても使用可能。
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ロゴス/ミニバンピッタリ寝袋・-2 BD
19,800円(税込)
使用サイズ:約142×190cm/収納サイズ:約60×58×24cm(クッション時)/重量:約3.6kg/適正温度:-2℃まで
5. 寝袋専用メーカーが作った本格派。座っても使える機能性◎
寝袋専門メーカーのノウハウが詰まった冬用モデル。マミー型のフードを装備しながら、封筒型のようにファスナー全開で布団のようにも使えます。足だけを出すことができ、ファスナーが前開きなので、座っての使用も可能です。
商品情報
イスカ/スーパ-スノ-トレック 1500
20,350円(税込)
使用サイズ:約85(肩幅)×220cm/収納サイズ:約40×23×48cm/重量:約2760g/最低使用温度:-15℃
レジャー以外にも用途豊富な寝袋(シュラフ)。自分に合ったタイプを見比べて選んでましょう。
取材・文=牛島義之
ruumで購入できる寝袋
SONAENOクッション型多機能寝袋