掃除・収納

キレイ見えも同時にできる♪節約&節電できる冷蔵庫づくりのヒント

目次

このところの物価高に、頭を悩ませている方は多いはず。特に電気代の値上がりは、毎月の支払いが圧迫されて大きな負担に…。実は、冷蔵庫の使い方とお掃除をほんの少し工夫するだけで、節電・節約になるんです。

今回はお掃除のプロ・大津たまみさんがエコな冷蔵庫の使い方やお掃除術を伝授! 「家計の節約にもなる上にスッキリきれいに使いやすくなる冷蔵庫の使い方とお手入れ方法です。正しく使えば食材の無駄遣いを減らして節約になりますし、定期的なお掃除でホコリや汚れを取り除けば、電気効率も上がってさらにお得に!」(大津さん)

ヒント1:適温&収納量を把握する!

冷蔵室の適正温度は2℃。食材を詰め込み過ぎると庫内が冷えず電気の無駄遣いに。全体の70%が適正な収納量です。

-18℃が適温の冷凍室は、収納物が保冷剤代わりになるので、90%まで収納してOK。

<ポイント>

●「冷蔵室・野菜室は70%、冷凍室は90%」を厳守!
●冬は気温に合わせて設定温度を「弱」にしてもOK
●保冷剤は捨てずに冷凍室に入れておくと節電に

ヒント2:「あるべき場所」をきちんと決める!

ドアの開閉を必要最低限にすることが節電への近道。「何がどこにあるか」を把握しましょう。冷蔵室の下2段が「ゴールデンエリア」と覚えて。ここによく使うものを入れると、無駄な開け閉めが減ります。

<ポイント>

●食べかけのおかずや、すぐ使うお肉などは「ゴールデンエリア」へ直行!
●腐りにくい物は上段に、使いかけや足の早い食材は下段に

ヒント3:「1週間で使いましょうトレー」をつくる!

100円ショップでも買える浅めのトレーを2~3つ用意し、「1週間で使いましょうトレー」として活用を。使いかけの野菜や肉などをまとめて収納します。ゴールデンエリアに置けばすぐ目につき、食材が無駄になりません。

<ポイント>

●すぐ目につくよう「浅めのトレー」が鉄則!
●カゴを使って庫内を整理するのは上級者向け。初心者は浅めのトレーで

さらに節約・節電! 見落としがちなお掃除ポイント

汚れやカビは熱効率を下げてしまいます! キレイを保てば節電に♪

●ドアポケット

ぬるま湯100mlに重曹小さじ1を溶かした重曹水をスプレーし、こすって拭き取ります。小型のブラシが大活躍!

●給水タンク

外せるパーツは取り外し、50℃のお湯で除菌。ぬるま湯を流しかけながらスポンジとブラシでこすればOK!

●冷凍室

凍った汚れはお湯でぬらして絞ったタオルで溶かして拭く。仕上げに消毒用エタノールを吹き付けて拭き取る。

●パッキン

重曹水を吹きかけ、小型ブラシや綿棒で汚れをこすり落とす。使い捨ての布で水拭きし、から拭きして完了!

いかがでしたか?ちょっとした工夫で、節電と節約が同時にできちゃう冷蔵庫づくりのご紹介でした。暑さが特に厳しいこの夏、ぜひお試しを。

取材・文=編集部 イラスト=ヨシカワミノリ

大津たまみ

1970年生まれ、愛知県出身。一般社団法人日本清掃収納協会会長。株式会社アクションパワー取締役会長。一般社団法人生前整理普及協会代表理事。清掃収納マイスター1級認定講師。「お掃除お片づけ」のプロとして30年以上のキャリアをもつ清掃業界のカリスマ的存在。年間200本以上の講演のほか、テレビ・雑誌・ラジオなどで片づけや掃除法を伝授する

 
 

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