理想のお部屋にグッと近づく!失敗しないカーテン選びのポイント
春、新生活をスタートさせる人が多いこの季節。引っ越して、最初に必要になるものの1つがカーテンです。では、そもそもなぜカーテンが必要なのでしょうか。カーテンにはいくつかの役割があります。まず一つは、外からの視線を遮ること。次に、太陽光の紫外線からフローリングや家具の劣化(日焼け)を防ぐこと。また、熱や冷気を防ぐこと。そして、なにより室内に占める面積が大きいため、お部屋の雰囲気を大きく左右する大事なインテリアのアイテムといえます!
しかし、日常的に何度も購入するものではないため、どう選べばいいか分からない人も多いはず。選び方や注文を間違えると、サイズが合わなかったり、期待したイメージと違ったりなんてこともあるかもしれません。そこで今回は、オーダーカーテンのブランドメーカー「リリカラ」のマーケティング本部に勤める小林さんに、理想のお部屋にグッと近づくための、カーテン選びの基本を教えていただきました!
サイズが合わないと無駄な光熱費がかかることも
「カーテンが窓のサイズに合っていると、2つのメリットがあります」と小林さん。
「その一つは、暖房コストの節約です。冬の冷気はわずかな隙間からでも伝わって肌寒く感じてしまいます。窓辺の空気は特に冷えているので、カーテンの丈が少しでも短いと、そこから冷気が入ってきてしまいます。カーテンでこうした冷気を防いで、しっかりとお部屋を保温することで暖房コストを抑えることができます。特に、遮光カーテンは高密度で織られたものが多いので、より高い保温効果が見込めます。
ちなみに、夏場の冷房コストを抑えるには遮熱機能があるレースカーテンがおすすめです。『遮光カーテン×遮熱レース』を組み合わせると1年を通して節電ができるので、最近の光熱費増を考えると、とても大きな節約になってお得ですね」
もう一つのメリットは「お部屋に“きちんと感”が生まれることです」と小林さん。
「例えばビジネススーツの場合、自分の体形やサイズに合ったものを着ているか、そうでないかで、清潔感などその人の印象が変わります。カーテンも同様で、しっかり合ったサイズをかけることで、部屋全体がきちんとした清潔感ある印象になります。さらに、カーテンの裾の広がりを抑える『形態安定加工』をプラスすると、よりきれいな印象になるでしょう」
じゃあ、窓のサイズってどう測ったら…?
「まず前提として、カーテンのサイズは必ずレールが付いた状態で測りましょう。使用中のカーテンを直接測るのも厳禁です。最初に横のサイズを測ります。レールによって測り方が違い、機能性レールの場合は固定されたランナーの間を、装飾レールの場合は装飾キャップの付け根の間を測ります。カーテンにゆとりをもたせるため、測った長さに3%を足した長さがヨコのサイズです」
上が機能性レール、下が装飾レール
なるほど、知らないと間違えてしまいそう!そして次に測るのはタテ。
「掃き出し窓の場合と、腰窓の場合、それぞれ測る位置が違うのでこちらも注意です。どちらも、ランナー(輪っか)の下端から垂直にメジャーを垂らして測ってくださいね」
掃き出し窓と腰窓、それぞれで測るポイントが違うので注意!
採寸時は、メジャーがしっかり垂直になっているかどうか確認を。できれば、2人で作業するのがおすすめだそう!
理想のお部屋&ライフスタイルに合わせて自分らしいカーテンを
好みのデザインを選ぶといっても、自分では正解が分からない!という人もいるかも。
どうやって選ぶのが正解なのでしょうか?
「まずは理想の部屋のイメージを思い浮かべて、どんな雰囲気、色、柄がいいかを考えましょう。イメージが湧かない人は、インターネットやSNSを使っていろんな部屋の写真を見てみるといいですね。次に、『寒い北側の部屋だから保温機能が欲しい』とか『南や西側で日差しが強いから遮熱やUVカット機能が欲しい』『朝はゆっくり起きたいから寝室は遮光カーテンがいい』など、部屋の用途やライフスタイルに応じて必要なカーテンの機能を整理しましょう。カーテン選びは、デザインと機能を掛け合わせて探すとスムーズに進みやすいです」
いくつか候補が絞れたら、最後に「生地の風合い=生地感」を確認するのがおすすめ、と小林さん。
「例えば、素朴なナチュラルインテリアにしたくて、無地のベージュ色のカーテンを選んだとします。でも、その生地感が綿や麻素材風のものではなく、光沢やツヤ感のある生地だとすると、ナチュラルインテリアとは合わないカーテンになってしまいます。ナチュラルなインテリアにはざっくりとした素材感のある生地を、モダンやエレガントなインテリアにはサラッとした光沢やツヤ感のある生地を選ぶと、理想のお部屋にグッと近づきます。
店舗ではなくインターネットでカーテンを購入する場合は、特にこうした点に気を付けるといいでしょう」
最近は落ち着いたニュアンスカラーが人気
今のカーテンのトレンドを取り入れて、より部屋をおしゃれな雰囲気にしたい!そんな人へのアドバイスもいただきました!
「カーテンに限らず、最近のインテリアでは”くすみカラー”が人気です。グレーとベージュを掛け合わせたような『グレージュ』という色合いや、ブルーとグレーを掛け合わせた『ブルーグレー』などは特に人気ですね。また、一言で『ピンク』といっても、昔のような鮮やかでポップな色ではなく、今はグレーがかった“くすみピンク”が人気です。くすみカラーをインテリアに取り入れると、部屋全体が柔らかい印象になるので、癒やしが求められる今の時代に人気なのかもしれませんね。
実は、無地のカーテンといっても、単色の糸で織った布で作ったカーテンと、一見無地に見えても実は多彩な色の糸を織り交ぜた布や濃淡を使い分けて染めた布で作ったカーテンとでは、先ほど紹介した“生地感”がまるで違います。生地を間近で見ると、その違いは一目瞭然。多色や濃淡を使い分けて深みのある表情に仕上げたカーテンの方が、“きちんと感”や“さりげない上質感”を演出します」
よく見ると色に濃淡がある複雑な表情。深みのあるカーテンでワンランク上の上質感!
大きなカーテンの汚れ落とし。一人暮らしでは手に負えないのではと心配している人もいるのでは。カーテンって自分で洗濯できるもの?
「もちろん生地にもよりますが、最近ではほとんどのカーテンが洗濯可能です。カーテンの裾に洗い方のマークが書かれた“洗濯ラベル”が付いているので、必ずチェックして注意書きの通りに洗濯しましょう」
どうやって洗濯するのが正解?
「洗濯ラベルの通りに洗えば、もちろん大丈夫です。どんなカーテンでも、ヒダを山にして畳む“プリーツ畳み”をして、洗濯機に入るくらいに丈を折り畳んでからネットに入れて洗濯機を回せば、シワにならずに洗うことができます。乾かす時は、日当たりの良い窓にそのままかけて干せばOK! シワが気になる時は、裏からスチームアイロンを当てましょう」
お手入れの頻度は?
「厚手のドレープカーテンは年に1回、レースカーテンは年に2回程度。当然ながらカーテンは窓辺にあるので、窓を開け閉めする際に網戸と擦れ合って、土ぼこりなどが付きやすいんです。花粉症に悩む方なら、春先の花粉が飛び始める前と花粉シーズンの終わりに1回ずつ洗濯すれば、カーテンに付いた花粉が部屋に舞い散ることを防げます」
一度購入すると長い付き合いになるアイテム、カーテンをどこで買う?
「カーテンは一見、同じようなデザインに見えても、生地感や縫製の仕立てのちょっとした違いで見栄えが大きく変わるものです。既成のカーテンはその場ですぐに購入できて便利ですが、さりげなくワンランク上のインテリアを目指すならオーダーカーテンがおすすめです。オーダーカーテンは値段が高いのでは?どう買えばいいの?……と心配な方もいるかもしれませんが、手頃な値段で簡単にオーダーカーテンを購入することもできるんですよ」と小林さん。
「『リリカラショッピングパーク』では、ご注文の時に必要な情報を窓ごとに整理できるチェックシートを用意しています。採寸方法や縫製仕様の違いも、イラストで分かりやすく解説しているので、初めてオーダーカーテンを購入するお客さまも安心してご購入いただけます」
購入する際は、チェックリストを使って寸法やドレープの種類を記入するだけでOK
国内の縫製工場ならではの厳しい品質チェックにクリアしたカーテンを販売する「リリカラショッピングパーク」のオーダーカーテンは、利用者の評判も上々。
「ドレープは全点が形態安定加工付きで、レースカーテンは一部を除いて折り返しのない“ウエイト生地巻き”という加工によってすっきりと仕上げています」
さらに、リリカラショッピングパークでは、無料で生地サンプルを取り寄せられるので「思った生地と違った…」なんてこともなくて安心!(送料全国一律220円税込/20枚以内)。
「ぜひ、窓のサイズにしっかりフィットするオーダーカーテンで、お部屋にさりげない上質感を演出してほしいですね」
オーダーカーテンのハードルは意外と高くない!
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おすすめのカーテン
インテリアショップ クレスト
遮光2級ドレープ&レースカーテン4枚セット(アイボリー/丈105cm巾100cm)
遮光2級カーテン&レース2枚(アイボリー/丈178cm巾150cm)
リリカラ ショッピングパーク
※商品によっては、品切れや販売中止となっている場合があります。