炊飯器でカンタン!おうちパーティーにぴったりな華やかレシピ
クリスマスやお正月など、おうちパーティーの機会が増える冬。でも、一人暮らしのおうちではコンロが少なかったりで、ついついデリバリーに頼りがち。そんな時に大活躍するのが炊飯器!手間の掛かる料理も1時間以内で完成する、ワザありレシピをフードコーディネーター、管理栄養士としても活躍中の人気料理家・新谷友里江さんが教えてくれました。新谷さんのレシピは、色とりどりで写真映えするのはもちろん、食材の栄養を全部食べられるのが最大の魅力。おうちパーティーのテーブルを華やかにしてくれるレシピ2品をご紹介。ぜひチャレンジしてみましょう!
炊飯ボタンを押すだけ!初心者にこそおすすめしたい炊飯器レシピのメリット
1.長時間の煮込み作業要らず!
火加減を調整したり、焦げ付かないように時々混ぜたりと、手間と時間がかかる煮込み料理も、「炊飯」ボタンを押すだけで、後はお任せ!でき上がりまでの時間を有効活用できるのが嬉しいですね。
2.下ごしらえした食材を入れるだけ!
食材を切って、炊飯釜の中にセットし「炊飯」ボタンを押す。これだけで、食材から出るうまみや栄養も全て食べられる最強の栄養レシピができ上がります。健康のことを考えて自炊を始めたという人には、まさに“神家電”!
3.お手入れもカンタン!
調理後、すぐに洗うのは、主に内ぶたと内釜。どちらも柔らかいスポンジと食器用洗剤で優しく洗うだけという、簡単お手入れ。取扱説明書を確認してから、その他のパーツや本体もこまめに掃除しましょう。
調理目安 48分
※調理時間は一般的な炊飯器の炊飯に基づいた目安の時間です。
材料(2~3人分)
有頭エビ…6尾(250g)
アサリ…100g
イカ…1/2杯(60g)
赤パプリカ…1/4個(40g)
黄パプリカ…1/4個(40g)
タマネギ…1/4個(50g)
ニンニク…1かけ
米…1.5合(225g)
A(合わせ調味液)
水…230ml
トマトペースト…大さじ1
白ワイン…大さじ1
オリーブ油…大さじ1/2
カレー粉…小さじ1/2
塩…小さじ1/2
こしょう…少々
パセリのみじん切り…適量
レモンのくし切り…2~3個
作り方
1.有頭エビは背わたを取り、片栗粉(分量外)をまぶしてもみ洗いして水気を切る。アサリは砂抜きをし、殻をこすり合わせてよく洗う。イカは1cm幅の輪切りにする。パプリカは1cm幅の細切りにする。タマネギ、ニンニクはみじん切りにする。米は洗ってザルに上げておく。
ダシの役割も果たすエビ。丁寧な下ごしらえがおいしさの秘訣(ひけつ)。
2.炊飯器の内釜に米、Aを入れてさっと混ぜる。タマネギ、ニンニク、有頭エビ、イカ、アサリ、パプリカをのせて普通に炊飯する。
パプリカは一番上にのせることで歯応えが残る仕上がりに。
3.炊けたら全体をさっくりと混ぜて盛り付け、パセリを振ってレモンを添える。
具材を別皿に取り出してから盛り付けると映える一品に。
ここがワザあり!
本場のパエリアは、香りと色付けに高級スパイスのサフランを使用。今回はお手軽なカレー粉で香りをプラス。
約1時間で、しっとりやわらかオシャレなポットローストが完成!
調理目安 56分
※調理時間は一般的な炊飯器の炊飯に基づいた目安の時間です。
材料(2~3人分)
豚肩ロースブロック肉(たこ糸で縛ってあるもの)…400g
塩…小さじ2/3
粗びき黒こしょう…少々
タマネギ…1/2個(100g)
リンゴ…1/2個(120g)
バター…10g
ローズマリー…2枝
A(合わせ調味液)
水…1/2カップ
白ワイン…1/2カップ
塩…小さじ1/2
クレソン…適量
粒マスタード…適量
作り方
1.豚肉は塩、粗びき黒こしょうを擦り込む。タマネギは5mm幅の薄切りにする。リンゴは皮付きのまま6等分のくし切りにする
たこ糸無しでも、豚肩ロースの代わりにひれなどのブロック肉でもOK。
2.炊飯器の内釜にタマネギ、リンゴを入れて豚肉をのせる。豚肉の上にバター、ローズマリーをのせてAを加え、普通に炊飯する。
豚肉にバターやハーブの香りが染み渡るよう、上に置くのがポイント。
3.炊けたら豚肉を食べやすく切り、タマネギ、リンゴと共に盛り付けて、クレソン、粒マスタードを添える。
炊飯釜の中にある水分は、パスタソースのベースなどにリメーク可能。
ここがワザあり!
甘酸っぱいリンゴが、ソース代わりのアクセントに。品種は紅玉など酸味のあるものが◎。
食材や調味料を用意して、炊飯器に入れてスイッチを押すだけで手軽に作れるゴージャスな炊飯器レシピ。この冬は魔法の家電・炊飯器でパーティーを楽しみましょう!
取材・文=中村実香 撮影=奥西淳二
新谷友里江
料理家、フードコーディネーター、管理栄養士。雑誌・書籍などを中心にレシピ開発、メニュー提案やフードコーディネート&スタイリングを幅広く活動中。著書も多数。