掃除・収納

意外なモノも洗濯機でOK!スニーカーにぬいぐるみも洗濯機でラク&キレイに

目次

スニーカーを履いて外に出かけたくなる春。でも、布製のスニーカーは泥汚れが付きやすいのが困りもの。一足ずつゴシゴシ洗うのは面倒!と、ついついそのままにしてしまいがちですが、実はスニーカーや布の靴は洗濯機でも洗えるって知ってましたか?ほかにも、お気に入りのぬいぐるみが汚れてしまったら、それも洗濯機で洗えるのです。

今回は、スニーカーやぬいぐるみを、形を崩さず上手に洗濯機で洗うこつをお掃除や家事のプロ、大津たまみさんが伝授!洗濯機で洗える意外なモノや、逆に洗濯機NGなものも教えてくれました。

洗濯機で洗っちゃおう①スニーカー編

スニーカーが洗濯機で洗えるかどうか、靴の素材をまずは確かめておきましょう。水や洗剤に強い素材で作られているものは洗濯機で洗えます。普段履きするような布製のスニーカーやスリッポン、学校の上履きなどは洗えます。洗える素材かどうかが分かったら、洗濯機に入れる前に予洗いをすることが、きっちり汚れを落とす大事なこつです。まずは乾いた布などで全体のほこりを落としたら、ゴムの部分の汚れをスニーカー用の消しゴムで落とします。また、靴ひもの汚れは洗濯機だけでは落ちにくいので、ぬるま湯に15分ほど漬け置きしてから、洗濯用の固形せっけんを使って別途こすり洗いをしましょう。

予洗いが終わったら、洗濯機にスニーカーを入れて、おしゃれ着洗いコースにかけましょう。干す場所は、風通しのいい日陰で。乾いたら、仕上げに防水スプレーをかけると汚れの予防にもなります。

「ゴムの部分の落としきれない汚れは、メラミンスポンジを使うとよく落ちますよ。洗濯機のコースは、洗い→すすぎ→脱水までかけてしまって大丈夫。ただし、ドラム式の洗濯機で乾燥させるのは、ゴムの部分が溶けてしまう場合があるので避けましょう。洗剤は通常の洗濯機用の洗剤でも洗えますが、においを抑える効果がある布靴専用の洗剤もおすすめです。洗い上がったら、スニーカーの中に丸めたタオルを入れて形を整えてから日陰で干すと、仕上がりがきれいな形になりますよ」(大津さん)

※ちなみに、革靴や合皮、スエードなどの靴は水に弱いので、洗濯機での丸洗いはNGです。ヒールや飾りがついた靴なども、破損や飾りが取れたりしてしまう可能性がありますので避けましょう。

洗濯機で洗っちゃおう②ぬいぐるみ編

まずは洗濯機で洗える素材かどうか表示を確認し、ビーズやボタンなど縫い付けてあるものが、洗濯機にかけることで取れてしまわないか、中に詰まった綿がよれてしまわないかどうかを確認してから作業に取り掛かりましょう。

ぬいぐるみを軽くブラッシングして乾いた汚れやほこりを取り払ったら、洗濯ネットに入れて洗濯機にかけます。選ぶコースは、ドライやおしゃれ着洗いの洗い→すすぎまで。型崩れや傷みの原因になるので、そのまま脱水をかけるのは絶対にNGです。すすぎ終わったら、一度、洗濯機からぬいぐるみを取り出してタオルで包み、洗濯ネットに入れてから脱水にかけます。

干し方は、平干しネットにぬいぐるみを寝かせて、風通しのよい場所で陰干しをします。日当たりのいい場所の方が早く乾きそうですが、直射日光で生地が変色しないように陰干しをしましょう。室内干しで扇風機などで風を当てて乾かすのもおすすめです。

「愛着のあるぬいぐるみ。装飾が取れる不安があるものや型崩れしやすそうなものは、手洗いしましょうね。洗濯機で使う洗剤は、デリケートな衣類専用のものがおすすめです。脱水する時は、10秒回したら止めて、取り出して形の崩れを直して、また10秒かけたら取り出して直して、を繰り返して、確認しながら作業してください。干す前には、毛の流れと反対方向に軽くブラッシングすると、乾いた時にフワフワに仕上がりますよ」(大津さん)

まだある!意外なモノも洗濯機で洗っちゃおう

洗濯機で丸洗いできる布団やホットカーペット、スリッパやクッション、ニットなど、近年は洗濯機で洗える仕様になっている商品も多数。必ず洗濯表示を確認して、洗濯機使用可のマークが付いたものなら、意外なモノも洗濯機で洗えます。その際は、洗濯表示の指示に従って洗うようにしましょう。

「外からのほこりで意外と汚れているのがカーテン。実は、カーテンも洗濯機で洗えるんですよ。カーテンフックを取り外してから、蛇腹に折り畳んで洗濯機にかけましょう。そのままカーテンレールにつり下げて干せば、重みでシワを付けずに乾かすことができます」(大津さん)(詳細は過去記事にて

コレはSTOP!洗濯機NGのモノは?

ダウンジャケットは、中の羽毛がボロボロになって形が崩れてしまうので洗濯機で洗うのはおすすめしません。また、ニット製品の毛100%のものは小さく縮んでしまうことがあるので、洗濯表示をよく見て洗濯機で洗えるかどうか確認してから洗いましょう。

「こぼれ話ですが、うっかり洗濯機で洗ってしまって大変なことになるのは、ポケットに入れたままのティッシュ。ほかの衣類にくっついてしまうと、後から取るのが大変です。もしそうなってしまったら、ある程度乾かしてから粘着テープで取り除くといいですよ。オムツやナプキンも外し忘れて洗ってしまうと水を吸ってドロドロに。洗濯機を回す前には、しっかり確認しましょう」(大津さん)

洗濯機を活用して、お気に入りのスニーカーやぬいぐるみを楽々キレイにしましょう!

取材・文=本嶋るりこ イラスト=ヨシカワミノリ

大津たまみ

1970年生まれ、愛知県出身。一般社団法人日本清掃収納協会会長。株式会社アクションパワー取締役会長。一般社団法人生前整理普及協会代表理事。清掃収納マイスター1級認定講師のほか、ジュニア片付け収納マイスター認定講師、風水師の資格も。「お掃除お片づけ」のプロとして30年以上のキャリアを持つ清掃業界のカリスマ的存在。年間200本以上の講演のほか、テレビ・雑誌・ラジオなどで片づけや掃除法を伝授する

 
 

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