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キッチン回りの油汚れは夏のうちに!ベタベタ汚れが落としやすい夏の掃除術

目次

夏こそキッチンの油汚れを落とすのに最適な季節!なぜなら、気温が低く、油が固まったままの冬より、暑い夏の方が油が溶けやすいので油汚れが落としやすいから。ベタベタになった油汚れを簡単に落とす方法を、お掃除のプロ・大津たまみさんが伝授!換気扇、レンジフード、コンロ、魚焼きグリルと、油汚れが溜まりやすいエリアごとに聞きました。

油が溶けやすい夏こそキッチン掃除に最適!

季節柄、夏はこってりした揚げ物や熱々の煮物より、炒めものばかり作りがちになる人も多いかも。

「いつしかコンロまわりや換気扇など、キッチンが油汚れでベタベタになって、どこから手を付けていいのかわからなくなっていませんか? キッチンの中でも、特に換気扇は定期的に掃除をしたほうがいいんです」(大津さん)

その理由は3つ。

<1>消費電力を抑える

換気扇がキレイだと、使用する電気消費を抑えられます。ベタベタで動きが鈍くなると、それだけ電力がかかるからです。

<2>健康維持のため

換気扇が汚れると雑菌の繁殖に繋がります。動きが鈍くなるせいで空気の循環も悪くなり、キッチンの空気が淀んでしまいます。特に、ガスコンロやガス給湯器の使用時には、換気がされないと命に関わるので要注意!

<3>換気扇の故障の原因にも!

汚れは換気扇の故障の原因にもなっていまいます。ほこりが溜まると部品に負荷がかかり、換気扇の寿命を短くしてしまいかねません。換気扇をはじめガスコンロの近くにあるほこりは、引火による火災や事故の原因にも。

「キッチンまわりのベタベタ汚れだけじゃなく、夏場は外遊びで靴に挟まった砂や、外食時の食べかすなどが服に付いて家の中に持ち込まれる季節でもあります。夏は裸足でいることも多いので、床に付いた汚れが足の裏にくっついてしまうのも嫌ですよね。この機会に、床の汚れも同時に掃除して、キッチン全体をピカピカにするのもいいと思いますよ!」(大津さん)

換気扇は取り外せる部分は外して、漬け置き洗いがベスト

まずはコンセントを抜いて、換気扇のファンなど、取外し可能な部分は浸け置き洗いをします。

ダンボールの中を覆うように丈夫で大きなビニール袋を入れます。そこに50℃くらいのお湯をためたら、中性洗剤または重曹を溶かして、汚れを落としたい部品を入れます。ビニールの端を結んで熱が逃げないようにし、油汚れがゆるむまで漬け置きします。仕上げに、食器用洗剤などでこびりついた汚れを落としたら、掃除は終了!

レンジフードは、洗剤を使ってこすり洗いを!

レンジフードのカバーなど、ダンボールに入らない大きさの部品は洗剤を使ってこすり洗いをします。

使用するのは、油落とし用の洗剤。一面に吹きかけて油を溶かしてから、ブラシを使ってこすり洗いをします。汚れが落ちたら、50℃くらいのお湯で洗剤を洗い流します。

「泡が汚れを包み込んで留まることで汚れ落ちがいいので、スプレータイプの泡状の洗剤を使うのがおすすめ。キッチン用の濡れペーパーを使ってもいいですよ」(大津さん)

コンロは外せるパーツはすべて外して漬け置き洗い!

コンロはパーツごとに分解できるようになっているので、外れるパーツはすべて外して浸け置き洗いをします。ガスコンロの掃除を行うときは、元栓を閉めてから必ず行いましょう。洗い方は、①の換気扇と同じやり方でOK!

「見落としがちなのは、炎が吹き出る穴がたくさん空いたバーナーキャップ。ここが目詰りすると、不完全燃焼や点火不良に原因になってしまいます。忘れずに日頃からキレイにしておきましょう。バーナーキャップの目詰まりは、使わなくなった歯ブラシで落とします。こびりついて取れにくい時は、専用のガスレンジブラシを使うと汚れが落ちやすいですよ」(大津さん)

ただし、点火プラグには触れないように気を付けましょう。過剰にふれると壊れる可能性も高く、場合によっては部品の取り替えか、ガスコンロ取り替えになってしまいます。

ビルトインタイプのコンロは、天板がガラストップやパールクリスタルなどの素材が使われています。ここに汚れがこびりついてしまうことがあります。くすんできた時は、専用のガラストップクリーナーで洗います。それがない場合は、研磨剤の入っているクレンザーでもOK。(※備え付けのものは傷がつかないように気を付けましょう)こまめに掃除している人なら、お湯と中性洗剤でも十分に汚れは落とせます。

「丸めたラップに洗剤をつけて、くるくると円を描きながらこすると汚れがキレイに堕ちますよ」(大津さん)

魚焼きグリルは、部品をバラして一気に洗う!

コンロに付いている魚焼きグリルは洗うのが面倒!と、ついついお掃除をサボりがちに。けれど、放っておくと魚の油が染み付いて嫌な臭いのもとになってしまいます。

「ご存知ない方もいるようですが、魚焼きグリルは扉も含めてほとんどの部品が分解できるんです。バラバラにして一気に洗ってしてしまいましょう」(大津さん)

洗い方は、弱アルカリ性または中性の洗剤を使ってのこすり洗い。

「下火カバーなどホーロー引きの部品は、弱アルカリ性の重曹をグリル専用のスポンジを使って洗いましょう」(大津さん)

「掃除の頻度は、家族が多く、揚げ物などの油料理をよくする家族では3カ月に1回、調理回数が朝と夜だけなど少ない家庭では半年に1回、ひとり暮らしや調理の回数が少ないか過程は年に1回くらいが目安です」と、大津さん。油汚れは気温が高い時期のほうが落としやすいので夏の間に掃除をして、キレイな状態をキープしましょう。

取材・文=本嶋るりこ イラスト=ヨシカワミノリ

大津たまみ

1970年生まれ、愛知県出身。一般社団法人日本清掃収納協会会長。株式会社アクションパワー取締役会長。一般社団法人生前整理普及協会代表理事。清掃収納マイスター1級認定講師。「お掃除お片づけ」のプロとして30年以上のキャリアをもつ清掃業界のカリスマ的存在。年間200本以上の講演のほか、テレビ・雑誌・ラジオなどで片づけや掃除法を伝授する

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